2018年3月23日 (公財)日本リハビリテーション協会主催
参加者は、教育関係者、保護者、製作団体等
西澤達夫氏(日本リハビリテーション協会)と 平岡昌樹氏(大阪市教育委員会)の報告、山崎幸子氏(長野県長野市立南部小学校)と池田明郎氏(長野県上田市立中央小学校)事例報告が行われた。
①報告(1) 西澤達夫氏(日本リハビリテーション協会参与)
〇教育委員会単位での申請のメリット
・セキュリティに関するトラブルの解決が早くなる
・本年度は45教育委員会が申請
〇学校でのデイジー教科書導入トラブル事例
・学校のインターネット環境で
デイジー教科書がブラックリストに入ってしまう。
・ダウンロードしたデイジー教科書が保存できない。
〇再生に使用している機材
・アンケート回答12月利用者中
ipad利用620名くらい/PC利用420名くらい
②報告(2) 平岡昌樹氏(大阪市教育委員会インクルーシブ教育推進担当)
〇研修の中にデイジー教科書の使用方法等についての研修を含めた。
〇何故、教育員会で一括申請しようとしたか?
・調査によれば大阪市で3000名以上の
読み書き障害の小中学生がいるのに
デイジー教科書がほとんど使われていない事実がわかったから。
・上田市 高知市 太田原市に電話で問い合わせした。
〇事例報告
・小5男児 放課後30分を利用してデイジー教科書を読んだ。
・デイジーで読んだ日は音読の宿題はなし。テストで80点とれた。
③事例報告1 山崎幸子氏(長野県長野市立南部小学校)
〇小5: 休み時間は元気 授業中は全く反応しない。
場面緘黙かとも思われていた。
〇小2 :字の大きさを300パーセントくらいに拡大して使用している。
〇小6女子:小6の間は、配慮ある学校環境の中で充実した学習活動を
行っていたが、その後の中学3年間はきびしかった。
デイジー教科書だけでなくいろいろサポートを受けて乗り切り
今は今後に自信を持てるようになっている。
④事例報告2 池田明郎氏(長野県上田市立中央小学校)
〇シナノケンシに協力していーリーダーの開発に協力
〇ipadを2台使って1台は教科書用、1台はテスト問題用で使用。
・テスト問題を教師がproducerで簡単にデイジー化し
生徒のipadにすぐ送るようにしているとのこと。