本年度は新会員2名と賛助会員1名を迎えて、2日間のsigtunaによる研修会をおこないました。会員を3つのグループに分けてそれぞれに新会員の方に入っていただき、サポートしながら研修しました。会場は、サークル登録をしている小手指公民館。
新しく参加された3名の方のノートパソコンは、全員windows8でしたが、SigtunaCorrection、DaisyTextEditなど
所沢マルチメディアデイジー正井さん開発のSigtuna制作必須ソフトは使えます。
今年の新会員2名は所沢の国立リハビリテーションセンターの図書室で理療関係の図書を音訳ボランティアをされている方です。賛助会員の方も図書館での音訳をなさっている方ということなので、今年はSigtunaでの音声編集について、研修時間を長く設けました。研修教材としては、大阪富田林市の社会科副読本のデイジー製作の依頼をお受けしましたので、その試作版を制作することにしました。
音声に関してですが、windows7以降、「録音した音声にノイズが入って音が悪くなって困っている」というようなことをよく聞きます。音訳のベテランの方も、マイクを変えたりオーディオインターフェイスを使ったり、いろいろ工夫されているようです。それぞれのPCとマイクの相性もあるとのこと。
今回の研修では、デイジー所沢の会員でもある音訳のベテランの方に、マイクを変えたサンプル例をいくつか聞かせてもらいました。
そこで聞こえるノイズの中にはSigtuna編集画面の音声エディターで見ると、ほんの小さなかすり傷のようなノイズがたくさんあります。そういったノイズをSigutunaでの音声編集で削除していくのは多大な労力を必要とするので、今後は音声編集ソフトの使用も考えていく必要があるようです。
●Sigtuna編集画面の音声エディターで音声ファイルを表示しています。