新年度から、拡大教科書小学生用９教科は各出版社が製作し、すべての教科書が用意されます。弱視の小学生には無料で提供されます。中学生用も、来年度の教科書改訂にともない製作される予定とのこと。
これまで、一部の教科では出版社が拡大教科書を出版してきていましたが、ほとんどはボランティアに作ってもらうしかありませんでした。
これらの拡大教科書製作ボランティア団体は、今後も、個々のユーザーのニーズに合わせた製作依頼に応じていくようです。（たとえば、拡大教科書での標準規格文字サイズでは見えづらい場合など）
また、高校用の拡大教科書製作の普及はまだ進んでいません。義務教育ではないため、出版されたとしても高額になってしまうため買えない家庭があります。拡大教科書を使う小・中学生が高校に進学したときの学習の保障が課題です。